一軒家の光熱費っていくらかかるの?平均額を大公開

住宅造りのプロ目線で解説!

一軒家に住むと光熱費が高いとよく言われますが、実際にはいくらかかるのでしょうか。ここでは一軒家の光熱費の平均額と、マンションなど集合住宅と比べてどのくらい差があるのかも合わせてご紹介します。光熱費は何に一番かかっているのか、我慢せずに光熱費を削減するためにはどうすれば良いのか、住宅造りのプロの観点から光熱費削減の方法をご提案しているので、そちらもぜひご覧ください。

【一軒家光熱費を考える】世帯人数別の平均光熱費

2019年の光熱費の平均額は、2人世帯で19599円。3人世帯で22683円、4人世帯で23731円ということが政府の統計で発表されています。

この情報は一軒家かマンションやアパートなどの集合住宅かの分類はなく、世帯人員で調べられたもので、一軒家の光熱費を表したものではありません。

世帯人数の平均額が実際にかかる光熱費の基礎になりますが、一軒家は集合住宅よりも光熱費が高いと言われることが多く、両者には差があると考えられています。では一軒家の光熱費は一体いくらなんでしょうか?

一軒家と集合住宅によって光熱費の差が出るポイントを考えていくと、一軒家の実際の光熱費の料金がわかってくるので、解説していきます。

1人世帯2人世帯3人世帯4人世帯5人世帯6人以上
総額11,652円19,599円22,683円23,731円26,369円31,109円
電気代5,700円9,654円11,116円11,761円12,945円16,031円
ガス代3,012円4,488円5,061円5,129円5,350円5,700円
他の光熱費821円1,359円1,246円889円1,216円1,621円
水道代2,120円4,098円5,260円5,953円6,858円7,757円
参照:e-Stat政府統計の総合窓口

【一軒家光熱費を考える】光熱費の差が出る4つのポイント

光熱費は、主に「家の広さ」「設備」「使い方」「基本料金」の4つで料金に差が出てきます。

その中で一軒家が集合住宅より光熱費が高いと言われる理由は、多くの場合、集合住宅より家が広いこと、電気の基本料金が上がることでしょう。

残る「設備」と「使い方」については、集合住宅から一軒家に引っ越した場合には差が生まれますが、そうでない場合は一概に「一軒家だから」「マンションだから」という料金の差にはならないことが多いです。

例えば設備については、エアコンや冷蔵庫など基本的に新しいものの方が電気代を安く抑えられるように進化しています。長く住んでいたマンションから新築の一軒家に引っ越す場合など、初期費用はかかりますが、ランニングコストは一軒家の方が安く抑えられるケースも少なくありません。

使い方については、一軒家になったことで新たに子供部屋ができ、エアコンやテレビを使う箇所が増えたことにより光熱費が上がるなど、引っ越し前にはできなかった使い方をした時のことを指します。

ただし、建物の性能によって冷暖房のコストのかかりかたが違うことも忘れてはなりません。高気密・高断熱の住宅であれば、省エネ設備の力を最大限に発揮することができ、光熱費はかなり抑えることができます。

Utility costs_point
ポイントごとに一つずつ考えてみましょう。

【一軒家光熱費を考える】家が広いと光熱費も上がる

一軒家より広いマンションももちろんありますが、平均値でいうとやはり一軒家の方が広い物件が多いでしょう。

全国的に一軒家のスタンダードな広さと言われているのが30〜40坪ほどで約115㎡。それに対し、ファミリーマンションとして大手から売り出されているもので多いのが75㎡ほどのサイズと言われています。

家が広いと冷暖房費など余分にかかるのは当然なので、家が広いと光熱費も上がると言わざるを得ません。

また、一般的にマンションは3人ほどで暮らすのにちょうど良く、一軒家は5人でも快適に過ごせる広さになると言われています。

5人それぞれが電気を使うと、その分電気代がかさむのも当然と言えるでしょう。

実際に2019年5月調べで、月々平均額が一軒家8546円、集合住宅6477円と一軒家の方が2000円ほど高い統計が出ています。

電気代の基本料金

電気代の基本料金が契約アンペア数で差が出ることをご存知の方はあまり多くいないかもしれません。(契約アンペア数とは、それ以上使ったらブレーカーが落ちる数値とお考えください)

実は集合住宅では30A(アンペア)の契約が多く、一軒家は40Aが多いとされており、わずかですが集合住宅の方が基本料金が安い場合が多くなっています。

東京電力だと30Aより40Aの方が月々200円ほど基本料金が高いですが、もしかしたら必要以上に高い契約をしている場合もあるので、一度確認してみると良いでしょう。

最近では、オール電化や太陽光システムを備えた住宅も増えてきています。そのような住宅の場合、60Aの契約が多いと言われていますが、オール電化はガス代が不要、太陽光システムの場合は余った電力を売電することが可能です。

契約アンペア数でブレーカーの色が違うので、下の表を参考にしてみてください。

breaker_color
ご自宅のブレーカーも確認してみてください。

【一軒家光熱費を考える】ガス代は使い方次第

ガス代は一軒家か集合住宅かという部分での差はあまりなく、お風呂の追い炊きを頻繁にするかなどの使い方による差の方が大きいでしょう。

特に考えられるのが、お風呂をためる量です。

一軒家では、1坪サイズのユニットバスを使用しているところが多く、集合住

宅は一般的に0.75坪サイズのユニットバスを使用しているところが多いと言われています。

一軒家1坪サイズユニットバスのバスタブは、100%満タンで260~290L程度の湯張り、集合住宅0.75坪サイズユニットバスのバスタブは100%満タンで220~250L程度の湯張りができます。

それぞれ70%程度の湯張りをしてお風呂に入るとすると一軒家1坪タイプで約200ℓ、集合住宅では約150ℓとなり、単純計算で毎日50ℓ分の差が生まれます。

毎日湯船にお湯をためる場合は、積み重なると大きな差になってくるでしょう。オール電化の場合は、ガス代がない分、電気料金がかかっているとお考えください。使用料は電気料金より都市ガスの方が安いですが、オール電化はガスの基本料金がかからない分お得と考えることもできます。

Gas Fee
一軒家の方がバスタブが大きいことが多いようです。

一軒家の光熱費の平均額を公開!

これまでの話をまとめると、大きく違うのは電気代で月々2000円ほど一軒家の方が高くなることがわかりました。ガス代については使い方次第と言えるでしょう。

それらを含めて考えると、一軒家の光熱費は世帯別平均+1000円〜2000円と考えるのが妥当と言えるかもしれません。

一軒家の光熱費平均額は

3人世帯=約25,000円

4人世帯=約26,000円

5人世帯=約28,000円

6人世帯=約33,000円

Utility costs average
建てる家の性能次第では、光熱費がかからない場合もあります。

住宅のプロが教える!構造から見た光熱費節約法

実は光熱費の6〜7割は暖房費と給湯費と言われています。「あたためる」ということに光熱費が大きくかかり、逆に冷蔵庫など「冷やす」ことにはそこまで光熱費はかかりません。

つまり暖房や給湯を我慢すれば節約は簡単ですが、そこはなかなか我慢が難しいところです。

ではどうすれば良いのでしょうか。

簡単に言ってしまうと、高気密・高断熱住宅にしてしまうことで解決することができます。

気密・断熱とは

  • 気密=住宅の隙間をできるだけ少なくし、家の内と外の空気の交わりを少なくすること。
  • 断熱=断熱材で壁などを覆って、家の内と外を分け、熱が伝わるのを減らすこと。

ここで忘れてはならないことが、気密と断熱はセットだということです。断熱材だけ良くすれば大丈夫とお考えになる方もいらっしゃいますが、断熱材だけ良くしても隙間があっては意味がなくなってしまい、逆も然りと言えます。

高気密・高断熱住宅にすることより、光熱費の削減もでき、部屋間の温度差によって引き起こされるヒートショックなどの事故も防ぐことができるなど、様々な効果が期待できるでしょう。

これから新築をお考えの方は、太陽光発電システムを備えたZEH(ゼッチ)と言われるゼロエネルギー住宅も考慮に入れることをお勧めします。

ZEHについては、別記事で詳しく書いてあるのでぜひご覧下さい。

zeroenergyhouse
年間のエネルギー消費量が概ね0になります。

一軒家の光熱費はマンションよりも高いとよく言われますが、実際の数値で平均額をご紹介しています。マンションとの差が出るポイントを一つずつ検証して差額を示し、光熱費の節約方法までまとめています。

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