西多摩の気候に適した住宅設計とは|水井装備

西多摩の気候に適した住宅設計とは

西多摩エリアでこれからお家を建てる、またはリフォームをすることを検討している方は、その土地に合ったお家づくりをすることが重要です。極寒の土地と温暖な気候のお家では、当然ながら必要なスペックは変わってきます。東京都の西部に位置する西多摩郡ではどうなのでしょうか。今回は、西多摩の気候に適した住宅設計について解説していきます。

西多摩の気候特性を理解する

西多摩は東京都の西部に位置し、都心部とは異なる独特の気候特性を持っています。住宅設計において、この地域特有の気候を理解することが快適な住まいづくりの第一歩となります。

例えば、西多摩内でも、瑞穂町などの平野部と奥多摩町や檜原村などの山間部では気候に大きな差があります。平野部(瑞穂町など)は比較的温暖で、夏は蒸し暑く、冬は乾燥した冷たい北風の影響を受けやすい点が特徴です。

山間部(奥多摩町・檜原村)では、標高が高くなるにつれて気温が低下し、夏は涼しく、冬は厳しい寒さと積雪がある地域もあるなど、この地域差を考慮した住宅設計が必要です。

西多摩の年間気候データ

西多摩の年間平均気温は約14℃で、東京都心部と比較すると2〜3℃ほど低くなっています。夏季の最高気温は35℃前後に達することもありますが、都心部のヒートアイランド現象の影響が少なく、夜間は比較的涼しくなります。

冬季の最低気温は氷点下になることも多く、特に1月から2月にかけては厳しい寒さとなります。年間降水量は約1,500mmと全国平均よりやや多く、梅雨時期や台風シーズンには集中豪雨のリスクもあります。

また、近年の気候変動により、西多摩でも猛暑日の増加や局地的豪雨の頻発が見られます。2023年の夏には連日の猛暑日を記録し、2024年には時間雨量80mmを超える豪雨も発生しました。このような気候変動に対応するためには、従来の設計基準を見直し、より高い耐熱性や防水性を備えた住宅設計が求められています。

平均気温(℃)
1月3.2
2月5.1
3月9.8
4月14.2
5月18.7
6月22.3
7月25.6
8月27.2
9月24.1
10月17.9
11月11.3
12月5.8
年平均15.4
2023年の西多摩の月毎の平均気温です。※このデータは青梅観測所の記録に基づいており、西多摩内でも地域や標高によって気温差があります。山間部(奥多摩町や檜原村の高地)ではこれより2〜4℃程度低くなる傾向があります。

西多摩の夏を快適に過ごすための設計ポイント

西多摩の夏を快適に過ごすためには、自然の力を活かした設計と現代の技術を組み合わせることが効果的です。例えば、夏の暑さ対策として効果的なものとして、太陽光の直接的な侵入を防ぐことが挙げられます。

南面に深い軒を設けることで、夏の高い位置にある太陽光を遮りながら、冬の低い位置からの日射は取り込める設計にし、西陽対策としてブラインドやルーバーを外部に設置することも効果的です。

また、ゴーヤやアサガオなどのつる性植物を育てて自然の日よけを作る方法も、西多摩の気候にあった方法と言えるでしょう。

自然風を活かしたパッシブ設計

西多摩では、夏場でも朝晩に心地よい風が吹くことが多いため、この自然風を最大限に活用する設計が効果的です。具体的には、風の通り道を考慮した間取りを意識して、風の入り口と出口を適切に配置することなどが挙げられます。

階段室や吹き抜けを設けることで、暖かい空気の上昇を促し自然換気を促進することも効果的で、熱がこもりやすい天井付近に高窓を設けることで効率的に熱を排出するなども考えられるでしょう。

緑化による温度調節

西多摩の豊かな自然環境を活かした緑化計画も、夏の暑さ対策として効果的です。例えば、西側や南西側に落葉樹を植えることで、夏は日陰を作り、冬は日光を取り込むことが可能になります。

ウッドデッキと植栽を組み合わせることで、外部空間の温度上昇を抑え、涼しい外気を室内に取り込む環境を作ることも効果的です。

冬の寒さに強い家づくり

西多摩の冬は、都心部より厳しい寒さとなるため、しっかりとした断熱・気密対策が不可欠です。西多摩の冬季平均気温は約5℃で、特に1月から2月にかけては氷点下になることも珍しくありません。山間部では積雪も見られ、断熱性能の高い住宅設計が求められます。

断熱対策の基本は、外皮(壁・床・天井・窓)の断熱性能を高めることです。西多摩エリアの断熱等級として、国の基準は等級4のUA値(外皮平均熱貫流率)0.87W/㎡K以下となっていますが、この基準は国が定める最低の基準となっているため、十分ではない場合もあります。弊社・水井装備では、快適な暮らしが出来る、等級6のUA値0.46W/㎡K以下を標準としています。

高気密・高断熱を実現するスーパーウォール工法(SW工法)の活用

冬場は就寝前に20℃あった室温が、翌朝には10℃を下回ってしまう経験がある方も多くいるかと思います。SW工法の家は、断熱性が高いため就寝前に暖房を止めても、翌朝16℃程度の温かさをキープすると言われています。

また、断熱性が高いことで、部屋間の温度差が少なくなることもメリットです。交通事故よりも死亡事故が多い「ヒートショック」の主な原因は、入浴時の急激な温度変化によって引き起こされるものだと考えられており、温度変化を最小限にとどめられるSW工法は非常に効果的だと言えます。

実例紹介:西多摩の気候に対応した水井装備の施工事例

水井装備が西多摩で手がけた施工事例から、地域の気候特性に対応した住宅づくりの実践例をご紹介します。

K様邸(埼玉県飯能市)

  • スーパーウォール工法 高気密高断熱
  • 断熱等級6(HEAT20 GⅡレベル)
  • 認定長期優良住宅
  • 耐震等級3取得
  • C値=0.21㎠/㎡(気密の数値。超高気密になります)

グレーと黒の色のバランスにもこだわった外観。グレーの塗り壁(ジョリパット)と玄関回りの要所に黒のソリドを使用しました。キッチンは憧れのキッチンハウス製で、グレーにこだわった空間に映える木目のキッチン。

こだわりのお籠り空間であるヌックダイニングはモールテックスで造作したテーブルとベンチを設置し、落ち着いた空間に。ここもグレーの色合いにこだわり、ルーバー天井の木目がアクセントとなっています。

新築住宅の外観
新築のキッチン
ヌック

T様邸(瑞穂町)

  • スーパーウォール工法 高気密高断熱
  • 断熱性能G1グレードUA値0.36(ZEH基準のUA値0.6W/(㎡・K)を大きく超える基準でHEAT20が提唱する断熱水準と室内温度環境です)
  • 認定長期優良住宅
  • 耐震等級3取得
  • C値=0.14㎠/㎡(気密の数値。超高気密になります)

老後足腰が弱った際にも、LDKにベッドを置いて1階のみでも普段の生活が可能。洗濯、料理などの家事動線がとても良く、1階全体が回遊できる間取り。ゴロンと寝転んで、小上がりからも景色が楽しめる贅沢な空間。ウッドデッキがリビングからつながって見えることで、より開放感が感じられる設計。

西多摩郡の新築住宅
西多摩郡の新築住宅リビング

S様邸(八王子市)

外壁と骨組み以外をリフォーム。リフォーム前に悩まれていた断熱性も改善するため、性能改善リフォームを実施。昔ながらのお宅だったものを、ホテルライクな空間に。新築に負けない性能とデザイン性をリフォームで叶えた。

リノベーション後の内観
リノベーション後のキッチン

まとめ

当社は、これらのポイントを踏まえた設計・施工により、西多摩の気候に適した、長く快適に暮らせる住まいづくりをサポートしています。お客様一人ひとりのライフスタイルや敷地条件に合わせて、最適な住宅プランをご提案いたします。

西多摩の気候を味方につけた住まいづくりで、四季の変化を楽しみながら健康で快適な暮らしを実現しませんか?ぜひ一度、当社モデルハウスにお越しいただき、実際の素材や施工事例をご覧ください。

西多摩エリアで快適な住まいを築くための住宅設計について解説します。西多摩の気候特性を理解し、平野部と山間部の違いを考慮した設計が重要です。夏は自然の力を活かした通風や日よけ、冬は断熱性能を高めた設計が推奨されます。具体的な施工事例も紹介し、地域の気候に適した住まいづくりの実践例をご覧いただけます。

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