完成見学会は参加したほうが良い?参加した際に見るべきポイントをご紹介
皆様は家づくりを考えるにあたり、何を参考にしていますか?
その中でも完成見学会は家づくりをするために、かなり有効的なイベントです。
さまざまなハウスメーカーや工務店が行っており、一番のメリットは、その会社が建てる家の雰囲気がリアルにわかることです。
ただし、それだけで家づくりをしてしまうと、後々に問題が発生する可能性もあるかもしれません。
そのような失敗がないよう、完成見学会に参加した際にチェックしたほうが良い所を住宅のプロが紹介します!
完成見学会とは?
完成見学会とは、新築住宅が完成した際、買主の方に許可をいただき、期間を定めて完成したばかりの家を公開する事です。
ハウスメーカーや工務店などがこの完成見学会を行っており、家づくりの参考にするには欠かせないイベントです。
外観・内装など、買主が入居してからでは見ることのできない細かな点まで見学する事ができます。
完成見学会とモデルハウスの違いは?
完成見学会と並ぶものとして、モデルハウスというものがあります。
このモデルハウスとは、ハウスメーカーや工務店などの建てた住宅を自由に見ることができ、将来的に入居を想定していない家の事です。
その会社が建てる家のモデルになるものなので、建物自体が大きかったりデザインばかりが重視されたりと、現実とは少しかけ離れた家が多いです。
それに比べて完成見学会は、入居者・入居時期が決定しているため、リアルに人が住まう家を見ることができます。
いわゆるモデルハウスというと、様々なメーカーの家が並んでいて、他社の家とすぐに比較ができるというメリットがあります。
完成見学会というと、これからそこに住まわれる方の理想や希望がどのように反映されているかなど、住むために必要なリアルな部分を知ることができるので、モデルハウスに比べて参考になる部分が増えます。
完成見学会に参加するメリットは?
①目的に合わせた家づくりを参考にできる
全国で行われている完成見学会は、敷地の広さや金額がそれぞれ全く別物の場合が多いので、自分の家づくりの目的に沿った新築住宅を見ることができます。
②イメージしやすくなる
自分の家づくりの目的に沿った住宅を見ることにより、自分が住んだ時のイメージがしやすくなります。
例えば自分が4人家族だった場合に、4人家族が住まう家の見学会に参加するとします。
すると、部屋の広さや間取り、収納のサイズなどはそのまま参考にできるかもしれません。
どんな住宅の完成見学会かは、広告チラシやホームページなどで知ることができます。
③最新もしくは珍しい部材・商品に出会える
完成してからすぐに公開する完成見学会では、最新の部材や商品を見ることができます。
建築材料は種類が多く、選びきれないことがあるかと思います。
そんな時に完成見学会に行くと、見たことのない部材や商品、国内製の物や海外製の物など、買主の希望に合わせた部材・商品を見ることができるので、家づくりの参考になります。
④建設会社と買主の距離感がわかる
完成見学会は買主からの許可を得て開催しております。
建設会社によっては、買主との交流が少なく、完成して引き渡しをしてしまえばそこで関係が終わってしまうこともあります。
建設会社と買主のコミュニケーションが円滑に進み、信頼関係が出来上がっているからこそ完成見学会を開催することができます。
なので、完成見学会は建物だけでなく、そのような会社との関係性・距離感を感じることができます。
完成見学会にはどうやって参加できる?
ハウスメーカーや工務店では、全国どこでも完成見学会を行っています。
完成見学会の開催情報は、各ハウスメーカーや工務店などのHPやSNS・チラシ等で見ることができます。
皆様がお住まいの場所の近隣で完成見学会が行われる場合は、近所にチラシが配られることもあります。
【例】当社の見学会チラシ2種類
予約制の見学会から、お散歩がてら気軽によれる見学会まで様々です。
※当社でも新築住宅の建築状況によって、完成見学会などのイベントを行っています。水井装備のイベント情報が知りたい方はこちらから
予約制のメリットは、担当者が必ず付き家の外側・内側、その会社の事から家のことまですべての事を聞くことができ、質問などがあれば気軽に聞けるので、情報取集量が増えます。
予約無しのメリットとしては、家づくりにまだ積極的ではない方でも予約手続きがなく気軽に参加できるので、事前の準備なども必要ありません。
完成見学会の情報では、その家の特徴やこだわりポイントも紹介されています。
自分の家づくりに合った場所に見学会を探してみましょう。
参加したときに見ておきたいポイント
自分の家づくりの参考にするために、見ておきたいポイントをご紹介します
1. 土地の広さと建物の大きさ
どのくらいの広さでどのくらいの建物が建つかの参考になるので、しっかりとチェックしましょう。
2. 土地の金額と建物の金額
その家がいくらで建っているのか?土地はいくらなのか?など、必ず聞くようにしましょう。
3. 買主の家族構成やこだわりポイントなど
参加した見学会の住宅が、どのような人に合わせて建てられた住宅なのかを知ると、必要・不必要なものが見えてくると思います。
4. 部材や家具の寸法など
メジャーなどの長さを測るものを持っていき、収納の広さや幅などを測ってみましょう!
お好みの家具などに合う部屋の広さや収納の幅などがわかります。
5. 設計・建設の際のこだわりを聞こう
建物を建てた会社や、設計をした会社のこだわったポイントを聞きましょう。
見えている部分だけではなく、内側に入り込んでしまっている構造に関してもしっかり聞いておきましょう。
参加したときに忘れてしまわないよう、聞きたいことや見たいポイントをメモしておいて、聞き忘れ・見忘れがないようにしておきましょう。 広告やホームページに細かな情報を公開していない場合が多いので、完成見学会当日に聞いてみましょう!
家づくりの参考にするためには
完成見学会に参加して学んだことをしっかりと自分の家づくりに反映できるように、参加した見学会ごとにまとめを作成してみましょう。
金額、土地の広さ、デザイン、接客などなど…
家づくりの優先順位を決めて必要なものをピックアップしていき、家づくりに取り掛かると、悩んだ時に答えが出しやすくなります。
家づくりは、皆様の夢が詰まった買い物です。
「この家を建ててよかった!」と思える家にするために、完成見学会などのイベントには積極的に参加しましょう。
家づくりをする際には、完成見学会に参加したほうが良い? 完成見学会に参加するメリットと、参加したときにチェックするべきポイントをご紹介します!