【1000万円リフォーム 】可能な内容と優先順位をご紹介!
「リフォーム費用はどの位かかるのか」リフォームを検討する際、一番気になるところだと思います。
リフォームは工事の内容、家の環境や構造などで金額が変わってしまうため、目安となる定価が無く、リフォーム業者に見てもらわないと、金額が分からないのが現実です。
弊社でもリフォーム依頼されて金額を聞かれても、一度見てみないとちゃんとした金額を答えることができません。
さらに、なるべく追加費用がかからないように、しっかり見積もり致しますが、実際の工事の際、解体してみて、発見した劣化や損傷などにより追加費用がかかることもあります。
リフォームを依頼する方としては、業者に見てもらう前にザックリいくら位かかるのか知りたいと思います。
また、500万円の費用だと、どの程度のリフォームが出来るのか?これが1000万円だとどうなのか?気になるところだと思います。
そこで、おおよその目安の金額をご説明していきたいと思います。
築25年の木造住宅で500万円だと何が出来るの?
500万円あれば様々の箇所をリフォームが可能ですが、主に建物を維持させていく上で必要なリフォームを優先して行う方が良いでしょう。
大きさや材料で全然変わってきますが、ザックリとした価格をご紹介します。
外壁塗装 130万円
外壁の劣化は見た目でわかる分気になるところですよね。外壁は雨風に常にさらされているので劣化が進みやすい環境にあると言わざるを得ません。
雨の侵入を防ぐつなぎ目部分の補修程度なら30万円ほどですが、お家全体の塗装まで行うと100万円前後の金額に足場代も加算して130万円ほどとなることが考えられます。
今の屋根にガルバリウム鋼板を重ね葺き 100万円
屋根も外壁と同じく、雨風など外の環境にあるため、劣化が進みやすい箇所です。
100万円ほどと価格だけ見るとかなり高価ですが、断熱性や防水性のアップ、雨音を軽減するなど住みやすさが向上します。
ベランダ防水 25万円
ベランダの防水加工が劣化してくると雨漏りに繋がる可能性があります。工法はいくつか種類があり、価格にも差がありますので、業者と相談してご自宅に合った工法を選びましょう。
お風呂の交換 130万円
ユニットバスを丸々交換すると130万円前後になることが予想されます。部分的にリフォームを繰り返すと、一気に全体をリフォームするより結果的に高額を支払うことになることが多いので、まとめてリフォームをすることをオススメしています。
トイレの交換 25万円
交換する新しいトイレの製品価格によっても変わりますが、25万円前後といったところになると思います。同時にトイレの内装工事をする方も多い印象です。
クロスの張替え 30万円
家の主要部分のクロスの張替えをすると、おおよそ、面積は200㎡程度になります。㎡当たりの単価が1400~1500円程度です(クロスの種類、家具の移動や、吹き抜けなど、材料や作業の効率によって単価は変わります)。
+消費税で大体500万円です。
リフォーム内容 | 価格 |
外壁塗装 | 130万円 |
今の屋根にガルバリウム鋼板を重ね葺き | 100万円 |
ベランダ防水 | 25万円 |
お風呂の交換 | 130万円 |
トイレの交換 | 25万円 |
クロスの張替え | 30万円 |
合計 | 440万円 |
築25年の木造住宅で1000万円だと何が出来るの?
1000万円となると当然さらにいろいろな箇所のリフォームが可能です。前述した500万円リフォームに加えて、主に建物の耐久性や機能を向上させるリフォームを行い、これからの生活の快適性や安全性を向上させましょう。
キッチン交換 130万円
キッチン全体のリフォームをした場合の価格です。新しいシステムキッチンの製品価格等によって価格が上下します。
キッチンの位置を変える等で、大規模な配管工事が必要な場合は、さらに費用がかかることを覚悟しておきましょう。
洗面台交換 20万円
洗面台の製品価格によって変動しますが、工事費込みでこの程度になるでしょう。陶器の部分は、平均して15年〜20年で交換時期が来ると言われています。
断熱改修(壁の中に断熱材を吹き付け) ※一階部分のみで、解体、復旧含む 130万円
一階部分のみなのは、二階まで含めると、階段廻りと屋根からの断熱も考える必要がるため金額が多額になる事、また通常は主たる生活空間が一階であるため、一階部のみを想定しています。
家中断熱改修する事、または二階が主たる生活空間であれば二階のみ行うことも可能です。
バリアフリー ※一階部分の床の段差の解消 60万円
一階部分のみバリアフリーとしているのは、通常一階が主たる生活空間であることからです。
その場合二階の段差は、敷居分の1.2㎝~2㎝程度で、利用頻度も少ない場合が多いことから金額に含めていません。
高齢者の方が家の中で転倒する原因の多くが床の段差と言われています。
古い住宅は段差が多い作りになっているため、段差を解消しておくと高齢者の方にとって住みやすい住宅となるでしょう。
玄関の交換 50万円
一般的な製品価格のドアに交換した場合の価格です。玄関はご自宅の見た目の印象に大きく影響する部分なので、デザインにもこだわりたいという方も多くいます。
設置費用と既存の玄関の撤去費用も合わせて50万円前後を考えておいてください。
建具の交換 一階部分のみ 60万円
建具とは室内ドアや襖など、室内の空間を仕切る物のことを言います。開き戸や引き戸などいくつかタイプがありますが、「開き戸から引き戸へ変更」など別タイプへの変更は大掛かりなリフォームになるので、費用も高くなるでしょう。
+500万円の工事+消費税で大体1000万円です。
リフォーム内容 | 価格 |
キッチン交換 | 130万円 |
洗面台交換 | 20万円 |
断熱改修(壁の中に断熱材を吹き付け) ※一階部分のみで、解体、復旧含む | 130万円 |
バリアフリー ※一階部分の床の段差の解消 | 60万円 |
玄関の交換 | 50万円 |
建具の交換 一階部分のみ | 60万円 |
合計 | 450万円 |
まとめ
このように、お金を掛ければ様々なリフォームが出来ますが、お金は家にだけ全て使える訳では無く、有効に使いたいものですよね。
そこで、現在の家の状況と、リフォームにかけられる費用を考えて、まずは建物を維持させるリフォームを優先する事が良いと思います。
維持が良く出来ていないまま、時間が過ぎると、その補修に多額の金額がかかり、さらに高いからと言って放置しておくと、建物に致命的なダメージを与え、安全に住むことが困難になることが予想されるからです。
そうは言っても、なかなかご自身で家の状況を判断したり、何が良いリフォームなのか判断する事はとても難しいと思います。
そこでやっぱり、必要となるのがプロの提案ではないでしょうか。
何が最優先か予算の中で考えてもらい、適切に提案してもらう事で、適切な建物維持と、快適性を向上させる事が出来ると思います。
その際のザックリ予算のイメージ立てに役立てば幸いです。
1000万円でリフォームをお考えの方に向けて、予算内で可能なリフォーム内容と価格のご紹介をしています。プロの目線から見た優先順位や必要性も詳しく解説しているので、マイホームをお持ちの方にオススメです。