注文住宅の性能とは?家を建てる際に知っておきたい重要ポイント

注文住宅を建てる際、性能にこだわって住み心地の良い家にしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。「性能の差が暮らしの差」住まいの性能には、断熱性・気密性・耐震性・耐久性と様々ありますが、良い暮らしには全ての性能が大切になってきます。
住宅性能は住宅の品質を評価する指標です。住む人の健康や快適性は、建物の耐久性を左右するので家づくりには非常に重要です。長い間暮らすマイホームだからこそ、性能をしっかり理解し家づくりができるよう、重要性やメリットについて解説いたします。
住宅性能の評価項目
住宅性能は、様々な要素で評価されます。代表的なものは以下のものが挙げられます。
断熱性
外気との熱のやり取りを少なくし、室温を安定させる性能です。断熱性の高い住宅は、冷暖房費の節約にもつながります。
気密性
外気との空気の出入り口を少なくし、室内の空気を清潔に保つ性能です。気密性の高い住宅は空調効率が向上し、アレルギー対策にも効果的です。
耐震性
地震などの自然災害から家を守る性能です。構造計算を行い、適切な構造を持つことで、高い耐震性を確保できます。
耐久性
長く住み続けられるように、建物の寿命を長く保つ性能です。建材の選定や施工方法が重要になります。
バリアフリー
車いすや高齢者でも安心して暮らせるように、段差をなくしたり、手すりを設置したりするなど、バリアフリー設計を取り入れることが重要です。

住宅性能の表示制度
住宅の性能を分かりやすく表示するための制度として、「住宅性能表示制度」があります。この制度では、住宅の性能をいくつかの項目で評価し、等級で表示します。
耐震等級
建物の耐震性を評価する等級です。建物の地震に対する強さを数値で表したもの。
耐震等級1
建築基準法で定められた最低限の耐震性能を満たし、数百年に一度発生するとされる大地震(震度6強~7程度)で倒壊しないことを目的としています。ただし、大きな損傷が発生する可能性があります。
耐震等級2
耐震等級1よりも高い耐震性能を有しており、中規模の地震に対して、建物が損傷せず一定の修繕を行うことで住み続けられる性能です。
耐震等級3
耐震等級2よりもさらに高い耐震性能を有しており、大規模な地震に対して、建物が倒壊せず、主要な構造部材に損傷が生じにくい性能です。災害時の避難所に指定されている警察署や消防署なども、耐震等級3と同等の耐震性能だと言われています。
耐震等級が高いほど、地震による倒壊や損傷のリスクが低減されます。ただし、絶対的な安全を保証するものではありません。
気密等級
建物の気密性を評価する等級です。住宅の隙間がどれくらいあるかを数値で表したもの。簡単に言うと、住宅の隙間が少なければ少ないほど、気密性能が高いと言えます。
C値
気密性能を表す指標として、一般的にC値が用いられます。C値は住宅の隙間面積を数値化したものでC値が小さいほど気密性が高いことを示します。
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断熱等級
建物の断熱性能を評価する等級です。住宅の断熱性能の高さを表す指標です。数字が大きいほど、断熱性能が高いことを示します。
近年、地球温暖化やエネルギー問題が深刻化する中、省エネ住宅への関心が高まっています。断熱等級の高い住宅は省エネ性能が高く、環境にも優しい住宅といえます。
断熱等級は住宅の外皮(外壁、屋根、窓など)を通って室内から室外に逃げ出す熱量を計算することで決定されます。この熱量をUA値といい、UA値が小さいほど断熱性能が高いことを示します。
劣化対策等級
建物の耐久性を評価する等級です。住宅の寿命を長く保つための対策がどの程度施されているかを評価する指標です。住宅性能表示制度において、耐震性や断熱性などと並んで重要な評価項目の1つとなっています。
建物の構造部分(木材、鉄筋など)の劣化を抑制するための対策がどの程度行われているかを数値で示すことで、建物の耐久性を分かりやすく評価します。
劣化対策等級は1~3の段階で評価されます。
等級1
建築基準法で定められた最低限の対策がなされているレベルです。
等級2
通常の条件下で、2世代(約50年)程度は大規模な改修工事無しに利用できるレベルです。
等級3
通常の条件下で、3世代(約75年)程度は大規模な改修工事無しに利用できるレベルです。
等級が高いほど建物の寿命が長く、安心して暮らすことができます。

高性能住宅のメリット
快適な住まい
断熱性と気密性が高い家は外気の影響を受けにくいので、年中快適な室内環境を実現できます。
光熱費の節約
断熱性や気密性が高い住宅は、冷暖房効率が向上するため、光熱費を削減することができます。ただし、その効果は住宅性能や地域の気候条件によって異なります。高性能住宅は、壁や天井には断熱材を使用し、窓には断熱性能の高いガラスやサッシを採用するなど、外気の影響を最小限に抑えます。
これにより、夏は遮熱効果で室内温度の上昇を抑え、冬は暖房効率を高めることで快適な室内環境を保ち、冷暖房の使用量を減らすことができます。また、高断熱と高気密性能によって室内の熱が外に逃げるのを防ぎます。そのため、一度温めた室温や冷やした室温を長時間保つことができ、光熱費全体の節約につながります。
さらに、スーパーウォール工法を採用することで、より大きな効果が期待できるでしょう。
健康への配慮
常に空気を循環させる24時間換気システムを採用することで、室内の空気を清浄に保ち、有害物質の濃度を低下させることができます。この仕組みにより、アレルギー症状やシックハウス症候群のリスクを低減する効果が期待されます。
※シックハウス症候群は、新築やリフォームされた住宅など比較的新しい建物で生活する際に発生する健康障害の総称です。主な症状には目や鼻、喉の刺激、頭痛、倦怠感などがあり、原因として建材や家具に含まれる化学物質(ホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなど)が挙げられます。これらの化学物質は室温で気化しやすく、空気中に拡散して人体に影響を与えることがあります。
※24時間換気システムは、1日中家全体の空気を循環させる仕組みであり、高気密住宅で問題となりやすい室内空気汚染を防ぐために設計されています。2003年の建築基準法改正以降、新築住宅への設置が義務化されました。このシステムは、室内の有害物質や湿気を排出し、新鮮な外気を取り込むことで健康的な住環境を維持します。また、給気口にフィルターを設置することで花粉やPM2.5など外部から侵入する有害物質も防ぐことが可能です。

高性能住宅のデメリット
高性能住宅は、断熱性や気密性が高く、快適な住環境を実現できる一方で、いくつかのデメリットも存在します。
初期費用が高い
高断熱材や高性能窓などの高価な資材を使用するため、一般的な住宅と比較して初期費用が高くなる傾向があります。しかし、長く暮らすことを考えると、光熱費を抑えられることで最終的な支出に大きな差は無くなる可能性もあります。
換気システムの重要性
高気密な為、24時間換気システムが必須となります。換気システムの不具合やフィルターの詰まりなどの適切なメンテナンスが必要になります。定期的にフィルターを清掃し、換気システムが正常に稼働しているか確認しましょう。
湿度管理の重要性
気密性が高い住宅では、湿度管理が重要になります。湿度が高いと結露やカビが発生しやすくなる為、適切な換気や除湿を行う必要があります。必要に応じて除湿器を使用すると良いでしょう。
施工業者の選定
高性能住宅の施工には、高い技術力を持った専門業者を選ぶ必要があります。高性能住宅の施工経験が豊富な業者を選びましょう。高性能住宅にする際は設計段階から専門家と相談することが大切です。

水井装備のつくる家
当社の手掛ける住宅では、断熱性と気密性の両方を兼ね備え、これまで建てられたオーナー様からも「快適に暮らしています」とのありがたいお言葉をいただいております。
許容応力度計算を全棟で実施し、標準で認定長期優良住宅、耐震等級3を取得できるようにする事で、お客様へ快適性と共に、安心・安全な住宅をお届けできるよう努めてまいります。
詳しくはこちら→水井装備だから実現できる!超高性能×近代的デザイン!

まとめ
住宅性能は、住む人の快適性や健康、そして資産価値に大きく影響します。住宅を購入または建築する際は、住宅性能表示制度などを参考に、自分に合った住宅を選びましょう。
何十年と暮らす家がしっかり基準を満たす「高性能な住まい」であるかは、人生の満足度までつながるキーポイントとなるでしょう。性能の意味や基準値を理解していないと、性能の良い家を建てることは難しい。高性能住宅に特化した工務店やハウスメーカーを選んで、素敵なお家づくりをしてください。
