空き家の暴風による被害
3月18日の暴風で2階のトタン屋根が剥がれた現場です。役所からの連絡で、空き家で所有者不明の物件で、結構傷んでいたようですが、この暴風でトタン屋根が剥がれました。
部分的に剥がれなかったので、吹き飛んだりはしませんでしたが、かなり危険な状態でした。
当時は風が強く作業は出来なかったので、別の業者さんが高所作業車を使って、吹き飛ばないようにロープで縛ってくれていました。
翌日、屋根屋さんにトタン屋根を剥がして敷地内に降ろしてもらいました。
屋根の下地の野地板が腐食しているところが多く柔らかくなっているため、釘が抜けてしまってトタンが剥がれました。
今回はトタンを降ろして、ブルーシートを敷いて、胴縁材で固定しました。
所有者が不明な状態で、それ以上のことは出来ないですが、この先台風など来れば、ブルーシートでは防水できないので、ドンドン朽ちていくので、外壁や軒天など他の部分も危険な状態になりそうです。
空き家問題は看過できない問題です。
空き家対策特別措置法の改正で行政が出来ることも多くなりました。
とは言っても、何でもかんでも税金で賄える訳では無く、原則として所有者を特定して、その所有者が責任を持つ事になります。
建築業に携わる身として、近隣の方の気持ちを思うと、解体や、修繕をしたくなってしまいます。
弊社としても、改正法に基づいて、行政と連携して、この空き家問題に取り組んで行きたいと思います。