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新築住宅【高性能で住みやすい住宅とは】瑞穂町水井装備

2019年12月17日

『家の中ってどうして寒くなるの?』

どうして家の中って寒くなるのでしょうか?

皆さん知っていますか?日本の断熱基準の適合割合の低さ、下記グラフは国土交通省が作成したグラフになります。

なんと無断熱住宅が約4割!しかも新しい平成11年基準が(平成11年の基準なのでそれもかなり前ですが・・・)全体の5%しかないんです。これから2020年には新しい省エネ基準義務化になりますが、今現状で、日本全体の断熱基準の低さに驚きです。時代が変わり、気候が変わっても、家の内部ってなかなか変えることができないからこのようなことが起こるんですね。この状態が、みんな良いとは思ってはいないはずです。でも工事費という見えるコストがかかるからみんな我慢しているんです、エネルギー駄々洩れという見えないコストはたくさんかかっているのに。

さてそもそもなぜ家の中は寒くなるのでしょうか?おきづきかと思いますが、断熱性の低さです。住まいの熱の流出は、(出入りは)どこからが一番大きいと思いますか?

はい、開口部の窓や玄関です。なんと夏冬平均すると約6割近くは、その部位からの熱の出入りになります。その他も昔の家では、隙間が多いのでいろんなとこからの隙間風、温度差による自然対流などが発生しいたるところで寒さを感じてしまいますが、なんといってもガラスの大きな窓です。

暖房機器をフル稼働させ、せっかく部屋が暖かくなっても窓辺で冷やされた空気は風となって室内の下の方向に流れていきます。この状態をコールドドラフト現象といい、室温計で示している数値と違い実際の体感温度は不快に感じます。また、そうなると顔はほてっているのに足元はとても冷たい、頭がボーっとしてくる、石油ファンヒーターなどの開放型の燃焼機器を使用してしまっているため空気が悪く、気分が悪くなる、窓の結露がすごい(カビがはえる)などいろんな症状が出てきます。とはいっても、どうやって改善してよいかわからない。前述のしたように家の内部を改修するのはとても大変でコストも工期もかかります、新築で建替えれば一番の改善策ですが、リフォームでやろうとするならば、まずは、熱の入出が一番大きいところ窓です、窓の断熱性や気密性を高めることによって、体感温度の感じ方、暖房の効き方に変化が出ます。窓のリフォームは、1日で終わることや、コストパフォーマンスも良く、リフォームしやすいです。1階の場合は、床も断熱性を高めると効果がかなりありますが、簡単に済ませるなら、何かカーペットを引くだけでも違いが出ます。そしてなるべくならば室内に燃焼空気を排出するような開放型の燃焼機器は使わずに、燃焼空気は外に排出するような機器を使用するか、エアコンを使いましょう。もしも、開放型の燃焼機器を使用するならば、定期的に窓などを開放し、換気しましょう。(せっかく温めた空気も一緒に捨ててしまうことにはなりますが)

最後は空気を対流させることです。サーキュレーターなどを使用し、機械的に空気を対流させてあげることにより空気が均一になり、頭から足元までの温度差が小さくなります。

 

ゼロエネルギーハウス(ZEH)とは・・・

こんにちは、これからの住宅ZEHや高性能な建物について少しずつ簡単に勉強していきましょう。
前回「国のロードマップ」は2020年、2030年に向けてゼロエネルギーハウスが新築住宅の過半になるように目指しているとご説明させていただきました。じゃあZEHって何なのか?言葉尻からなんとなく見当はついているかもしれませんが簡単にいうと住宅内で使うエネルギーがゼロになる住宅ということです。住宅についての「性能」を示す部分ですね。家を建てるときはいろいろと好みかあるかと思います。間取・デザイン・水廻り設備・インテリア・・・どれも住む人の好みによってさまざま趣向が出てくる部分です。しかし、「性能」という部分については、かなり住宅を建てる会社の住宅に対する認識によって変わってくるものです。(プロでないと中々わかりづらい部分)性能(耐震性・省エネ性・断熱性能・気密性能・・・)性能と一言で言ってもいろいろとあり、どれも大事な部分ですが、どれも目に見えづらく、住む方々にとってもなかなか実感しづらいものです。そこにたくさんのお金をかけるよりもキッチンを良くしたい・・・と思う方もいるかもしれませんが、しかし、ここを一番大事にしないと後で後悔することになると当社では考えています。少し脱線してしまいました・・・。今回は「ZEHとは」ということでした。簡単に言うと給湯・暖房・冷房・照明・家電など家で使うエネルギーを建物の「性能」をアップして、高効率な省エネ設備を取り入れ生活し全体的なエネルギー使用量を削減しつつ、太陽光発電設備など創エネ設備を導入し収支でプラスマイナスゼロにしようとする住宅です。

太陽光システムを思いっきり搭載すれば、一般的なエネルギーをたくさん使う住宅も収支の数字上はゼロエネルギーハウスでしょ!とおっしゃる方もいるかもしれませんが、それでは、断熱性・気密性を高めた高性能な住宅のZEHとは全く快適度数が違いますしZEHとしての主旨がずれていると当社では考えます。
当社が考えるZEHとは、「建物の基本性能」を高め太陽光を載せる前のエネルギー削減率も一般的な住宅よりも多くして、暖房エネルギー、冷房エネルギー、給湯エネルギーをなるべく使わないようにしつつ、自然採風や太陽光を取り入れ最小限にエネルギーを使用し普通に暮らせる住宅で、そして太陽光発電など創エネ設備で無理なく収支でゼロエネルギーを達成できるようなそんな住宅と考えています。
それがこれから建てるべきZEHです。

 

 

 

ZEHになるための条件

ZEHとするための最低条件は、建物の基本性能を高めることです。

今までの住宅は、写真にあるようにこんな感じで同じ部屋内でも床と天井での温度差がかなりあります。

窓からの冷気や隙間からの冷気の侵入でせっかく温めた空気は、上昇しそのままどこからかの隙間から出て行ってしまいます。エネルギーをどんどん垂れ流していて全然快適な温度にならない状態です。この状態を改善するためには、エネルギーを逃げにくくしてあげる必要があるんです。

熱が逃げる割合は、窓からの熱の損失が一番ですが、他にも天井や壁の隙間、また断熱性能の不足、断熱材の隙間、換気扇などいろいろなところ(隙間)から熱は逃げていきます。それではせっかく快適にしたエネルギーを無駄にしないためにはどうすればよいのか・・・

1.窓の性能を上げる→窓からの熱の損失が一番ありますので、性能の良い窓を設置することにより改善されます。熱の損失の少ない窓とはガラスが2枚以上になっているのが最低条件です。できればトリプルガラスが良いですね。フレームは、アルミとかの金属単体ではなく、熱伝導の少ない樹脂系サッシや樹脂とアルミの複合サッシなどが良いと思います。木製のサッシが良いのですが、季節により開け閉めに支障が出てきたり、メンテナンスことや防火関係も考慮しなくてまならないので地域によってかと思います。新築でも内窓を付けることによってかなりの性能アップは見込めると思います。

2.建物の断熱性を良くする→昔の住宅と違い今の住宅は断熱材はかなり良いものを使用していますが、新築当初だけではなくいつまでたってもその断熱性が担保されるようなものを使用しなくてはならないと考えます。グラスウールなどマット系は、外壁のメンテナンス不足や万が一の内部結露が発生した時などに断熱材に水分が含まれると一気にその断熱性が損なわれます。一度そうなってしまうと二度と元の断熱性能は戻ってきません。ですので板材系の成形の水分のすわない断熱材が良いと思います。断熱材の厚みも熱くすることによりかなりの断熱性が期待できますし半永久的にその断熱性が担保されます。

3・建物の気密性を良くする→実は、断熱性だけいくら高めてもダメなんです。この気密性が重要で、例えば断熱性がものすごく高いものを使用しても、断熱材と断熱材の合わせ部分に隙間が生じているとそこから湿気や温度が逃げていきます。手で水をすくってもどこからか隙間があって水が漏れるような感じです。ですから良い断熱材を隙間なく敷き詰めるのがポイント!熱の流入出を少なくするには気密性を良くすることが大事なんです。

4.換気性能を高める→現在の建物は法律で24時間換気をしなければなりません。これは、建物の気密性がある程度確保されると有害な揮発性物が室内に充満するのを防ぐためです。この換気性能もただ室内の空気をそのまま排出するだけではせっかく建物の断熱性気密性を良くしてもエネルギーをそのまま排出してしまっているのと同じになってしまうので意味がありません。少しイニシャルコストはかかってしまいますが熱交換型の換気扇の設置が良いと思います。

以上のようなことに気を付けて建築すると・・・

 

 

 

 

画像左側のような上下の温度差の少ない室内(家全体も)を作り出すことができます。(右側は今までの住宅)

このような性能を作り出せば、当然使うエネルギーも少なくて済むので、ZEHに近づくことが可能です。

ZEH=ハイテクな住宅とお考えだったかもしれませんが、ZEHはまずは、しっかりとした建物の基本性能を高めることから始まります。

 

建物の基本性能をあらわす数値 ① (UA値)

建物の基本性能をあらわす数値がいくつかあるのでご紹介したいと思います。
まず、UA値という値です。(外皮平均熱貫流率)


まずは、用語から
外皮とは・・建物の外側に面する部分のこと(屋根や天井、外との境の壁、窓、1階の床)
熱貫流率とは・・その物質を熱が通過(逃げる)量(率)のことです。
わかりにくいので例えば・・・建物の窓があります。冬場その屋外側と室内側では温度差がありますが、暖房などをストップしてしまうと窓の近くは、どんどん寒くなっていきます。それは、窓のガラスや金属の部分から熱が通過(逃げて)寒く感じてくるのです。同じことを外との境の壁で行うと窓の近くにいるときより寒さを感じる度合いがちがうのではないでしょうか?それはその物質により熱の通しやすさ通しにくさがあり熱の通り方が違うからです。
建物の外皮部分は、いろいろな建材(物質)で構成されています。たとえば、(外壁材サイディング+通気層+透湿防水層+構造用合板+躯体(断熱層)+石こうボード+ビニールクロス・・・)その物質それぞれの熱貫流率があり、厚さも違います。外皮平均熱貫流率(UA値)は建物全体として基本性能をあらわさなくてはならないため、部位ごとにそれぞれの熱貫流率を求めそれを足し合わせ、それを外皮全体の表面積で割ったものが、建物全体の平均の熱貫流率となり、UA値ということになります。
当然、せっかく温めた建物の室内側の熱は逃がしたくないので、(とはいえ室内の空気をそのままにしてはおけず換気が必要ですので、その換気についての熱損失はまた違う機会にできればと思います。)熱貫流が少ない方が良い性能ということになりUA値という値が小さい方が性能の良い建物ということになります。
小さい方が良いていっても何よりも小さい方が良いのかがわからないといけません。
その判断基準となるのが、省エネルギー基準にうたわれている細分化した地域区分による「最低この数値はクリアしてくださいね~という基準UA値」です。

暑さ寒さなど各地の気象条件に見合ったエネルギーの性能を評価する指標として全国を8つの地域に区分してあります。その地域により求められる最低限の建物の基本性能が違うのですが、このあたり東京多摩地域・東京の地域は、5地域、6地域というあたりになります。(奥多摩は4地域)
その他の地域区分を簡単にかみ砕くと、1地域が北海道の寒い地域、2地域~4地域位が東北や北関東、甲信越、北陸の寒い地域、4地域~6地域が関東や東海、中国、近畿、5地域~7地域が、四国、九州など比較的暖かい地域、8地域が沖縄となります。かみ砕いても地形、や気象条件によりこれだけ重なりを見せているので、実際には上の表よりもかなり細かく複雑に地域区分が決められています。
この地域区分によりそれぞれの建物に求められる省エネ基準上最低限の数値が決まってきます。
表で見ると5・6地域は、0.87(W/㎡・K)という数値です。省エネルギー基準を東京や東京の多摩地域でクリアするには最低この数字以下に外皮平均熱貫流率を設定しなくてはなりません。
でも当社では、この省エネ基準の数字では性能的には足りないと思っております。

では、また次回、つづきをご説明したいと思います。

 

建物の基本性能をあらわす数値② (UA値その2)

 

基本性能のお勉強の続きです。当社では、5・6地域の0.87(W/㎡・K)という基準では性能的に足りないと思うとお話しさせていただきました。なぜそう思うかというと、まず、日本の住宅の性能値設定のレベルが低すぎるということ、それとこの数値をクリアできるような住宅つくりは、もう十数年前からの行っているということです。これから国は2020年に向けて高性能な住宅を増やしていこうとするロードマップを掲げています。それには2020年には新築住宅の過半をZEHにするとしています。もうすぐです。それなのに建物の基本性能がこれではいけないのです。最低でもZEH適合基準の0.6(W/㎡・K)以下にする必要があります。
実はさらに上の基準を設けている「HEAT20」という日本の省エネ住宅をリードする有識者グループがあります。このグループは「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」という正式名称で、「住宅におけるさらなる省エネルギー化をはかるため、断熱など建築的対応技術の着目し住宅の熱的シェルターの高性能化と居住者の健康維持と快適性の向上のための先進的技術開発、評価手法、そして断熱化された住宅の普及啓蒙を目的とした団体でありメンバーは研究者、住宅建材生産者団体の有志によって構成されています」となっています。当社ではこの「HEAT20」のレベルに賛同し、建物の高性能化による健康維持、快適性の向上を目標にした家づくりを進めていきたいと思っております。このことを考えるとなぜ住宅を高性能化しなくてはならないのかがわかります。住む人が、健康で快適に末永く住まうためには、住宅の高性能化が必要だからです。
断熱性能による健康改善のデータもあるくらいなので、建物の断熱性はいかに大事かがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

UA値という数値は、建物の形状を工夫し、建物の外皮の断熱性能(開口部の断熱性能、断熱材)を良くすることによってより良くなります。住宅の設備と違い建てた後では中々リフォームして変えられない部分ですので、建てる前から考えて「得する人」になってください。

 

建物の基本性能をあらわす数値③ (C値その1)

 

建物の基本性能をあらわす数値は他にもいくつかありますが、その中でも当社が一番こだわっている性能の数値にC値(すきま相当面積)という数値があります。これはどんな数値かというと建物全体でどれだけの隙間があるかという数値になります。最近は当然の様に言われている「高気密・高断熱住宅」の気密にあたる部分です。高気密というのは、建物がどれだけ隙間なく密閉されているかということですから当然隙間が少ない方が気密性が高いということになり、C値という数値は、小さければ小さいほど「性能が良い」ということになります。前回までに説明させていただいた省エネルギー基準では気密についての明確な基準はうたわれていませんが、断熱性能を上手に発揮するためにはとても重要な性能になります。ちなみにこの気密の施工は、業者、工法によりかなりバラつきがありますので注意が必要です。
隙間があるとどのような現象が起こるのか簡単に説明しましょう。絵をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

水道から容器に水を入れて満タンにしようとしている絵です。左は穴(隙間)がたくさんある容器、右は穴(隙間)が少ない容器です。水はエネルギーに見立てたとします。(暖房エネルギーや冷房エネルギー)容器を満タンにしようと(部屋を快適な温度にしようと)水(エネルギー)を入れていっても穴の多い容器(住宅)はどんどんとエネルギーを垂れ流し、せっかくのエネルギーを無駄に捨ててしまっているのがわかりますし、いっぱいにするにはより多くの量のエネルギー(水)が必要となります。皆様も直感的に感じるのではないでしょうか。それに対し右の絵は、穴(隙間)が少ないので少ないエネルギーで簡単に水(エネルギー)をためていけるのがわかると思います。
いくらいい材料を使って断熱性を良くしても気密性が悪く隙間が多いとこのような現象が起こるのです。断熱の間を熱がすり抜け、思いがけないエネルギーのロスが出てくるのです。しかもいろいろなところに隙間があるとそこから漏気が発生して計画的な換気ができなくなるということもあります。
気密が良いということは、断熱材の性能を発揮させるうえで重要なこととなります。
次回は、気密の数値について簡単に勉強しましょう。

 

建物の基本性能をあらわす数値④(C値その2)

(C値その1)の続きです。今回は、C値(すきま相当面積)の数値的なことについて簡単に勉強しましょう。C値=5(㎠/㎡)とか、C値=2(㎠/㎡)とか、C値=1(㎠/㎡)とか言う単位で良くカタログに出ています。さて、どれが一番性能が良い数値だと思いますか?以前も書かせていただいたように、数字が小さい方が性能が良いということになりますので、この中ではC値=1(㎠/㎡)が一番性能が良いということになります。さて、実際にはどういうことかと言いますと、1メートル×1メートルの大きさがあるとするとその中にどのくらいの大きさの穴が開いているかということです。C値=1(㎠/㎡)というのは、1メートル×1メートルの中に1cm×1cmの穴しか開いていないということになります。もちろん建物の大きさは、もっと大きいので、例えば100㎡の床面積の建物ですと、建物全体としても10cm×10cm=100㎠の隙間しかないということになります。それがC値=2(㎠/㎡)になりますと、約14.2cm×14.2cm=200㎠C値=5(㎠/㎡)になりますと、約22.4cm×22.4cm=500㎠の隙間があるということになります。一般的には、C値が2以下で気密住宅というようですが、当社では1以下にならないと十分な性能を担保できないと考えており、当社でたてる建物は、C値が0.5以下には必ずなるように施工をし、一棟ずつ必ず気密検査をしております。0.5(㎠/㎡)というと50㎠ですから家全体で約7cm×7cm程度の隙間しかないということになります。最高の数値は、0.15(㎠/㎡)という数値も出した実績もあります。そのくらいの数値が出ると、ほとんど計画以外の漏気がなくなるので、計画的な換気、エネルギーの損失が最小限に抑えられ、寒さや暑さに対応でき、現代の四季対応できる住宅になると思います。

(C値その1)の続きです。今回は、C値(すきま相当面積)の数値的なことについて簡単に勉強しましょう。C値=5(㎠/㎡)とか、C値=2(㎠/㎡)とか、C値=1(㎠/㎡)とか言う単位で良くカタログに出ています。さて、どれが一番性能が良い数値だと思いますか?以前も書かせていただいたように、数字が小さい方が性能が良いということになりますので、この中ではC値=1(㎠/㎡)が一番性能が良いということになります。さて、実際にはどういうことかと言いますと、1メートル×1メートルの大きさがあるとするとその中にどのくらいの大きさの穴が開いているかということです。C値=1(㎠/㎡)というのは、1メートル×1メートルの中に1cm×1cmの穴しか開いていないということになります。もちろん建物の大きさは、もっと大きいので、例えば100㎡の床面積の建物ですと、建物全体としても10cm×10cm=100㎠の隙間しかないということになります。それがC値=2(㎠/㎡)になりますと、約14.2cm×14.2cm=200㎠C値=5(㎠/㎡)になりますと、約22.4cm×22.4cm=500㎠の隙間があるということになります。一般的には、C値が2以下で気密住宅というようですが、当社では1以下にならないと十分な性能を担保できないと考えており、当社でたてる建物は、C値が0.5以下には必ずなるように施工をし、一棟ずつ必ず気密検査をしております。0.5(㎠/㎡)というと50㎠ですから家全体で約7cm×7cm程度の隙間しかないということになります。最高の数値は、0.15(㎠/㎡)という数値も出した実績もあります。そのくらいの数値が出ると、ほとんど計画以外の漏気がなくなるので、計画的な換気、エネルギーの損失が最小限に抑えられ、寒さや暑さに対応でき、現代の四季対応できる住宅になると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高性能な住宅を建てるメリット①

今まで勉強してきたことを実践すると、どのようなことが起きるのか?そのメリットはたくさんあるのですが、少しずつ紐解いていきたいと思います。まず、自然環境を利用し易くなります。基本性能の担保ができてくれば、あとは、設計の力で、冬場はなるべく太陽光を取り入れ、夏場は遮蔽するようにするようにしたり、中間期には風がうまく通り抜けるように窓の配置も考えてあげる、そうすることによって、冬の昼間太陽熱をできるだけ取り入れて、夜の暖房負荷を抑えてあげたり、夏の日射遮蔽で冷房負荷を抑えてあげたりできます。

いわゆる省エネ住宅になります。となると、太陽光発電システムなどで効率よく創エネをすれば、ゼロエネルギー住宅(ZEH)というこれからのスタンダード住宅にも簡単に手が届いてきます。

また、湿気を通しにくい硬質ウレタンフォームを使用することや高い断熱性や気密性により、住宅の性能と耐久性を低下させる「内部結露」を発生させないことができます。

写真は、20年前に建てたお家の内部の状況です。20年経っているとは思えないほど施工当時のままの状態でした。内部結露もなにも発生していないことがわかりますよね。

 

まだまだたくさんのメリットがありますので次回また、お楽しみに。

 

高性能な住宅を建てるメリット② 「健康と快適」

突然ですが、皆さんは、PPK、NNKという言葉をご存知でしょうか?最近は、かなり有名になってきているこの言葉ですが、初めてというかたは、ここで学んでいただければと思います。
PPK・・ピンピンころり
NNK・・ネンネンころり
挿絵をご覧ください。

人間だれしも、死を迎えますが、死の迎え方が大事になります。やはり、皆さん元気で長生きして、コロッと笑顔で・・が理想なのではないでしょうか?それが、「ピンピンころり」
最後までピンピンしていてコロッとって感じです。そしてその対義語が「ねんねんころり」です。歳とともに健康状態が悪くなって・・ということです。
ウィキペディアにも載っていますので、是非ググってみてください。
どちらの人生を選びますか?と言われたら迷うまでもないですよね。当然、PPKということになります。実は、これには住宅の性能と密接な関係があるんです。

また、「死亡の割合が多い季節」は、と聞かれたら、いつになるでしょうか?想像つくかと思いますが、「冬」ということになります。しかも、その地域別割合は、寒い地域が多いのではなく、比較的温暖な地域に多いという統計も出ています。寒い地域は、冬の住宅の対策がしっかりと出来ているということです。

そして、その「冬の死亡の原因」の一つに住宅内のヒートショックという事故があります。このヒートショックは、最近特に問題視されるようになってきましたが、なんと車の交通事故の年間件数よりはるかに多い方々がこの影響でお亡くなりになられております。
原因は、住宅の断熱化不足です。昔は、「夏をむねにして」住宅つくりを考えておりましたが、今は「冬」を基本に住宅設計をするのが正解だと思います。安心安全を購入したはずの住宅でこのような事故が起こってはならないのです!

だから、しっかりとした性能の住宅が必要です。こんなデータもあります。大学の岩前教授という住宅の断熱化が健康につながるという研究を重ねているグループがあるのですが、各種データの中に、昔の家から断熱化ができている住宅に引っ越すと、健康改善をされた方が多いという結果があります。

何のために新居を建てるのかを長い目で見て皆様には判断していただきたいと思っております。

国が推進していくロードマップ

 

国の住宅建築物施策はご存知でしょうか?

 

出典:平成24年7月 経済産業省 国土交通省 環境省「低炭素社会に向けた住まいと住まい方」の推進方策中間とりまとめ

経済産業省・国土交通省・環境省の3省合同で低炭素社会の実現に向けた住宅や建築物のこれからの取り組みの方向性を示すロードマップです。

2011年からの年度ごとにこうしていく!というものが記載されています。

2020年までに住宅は ZEH(ゼロエネルギーハウス)標準的な新築住宅とする、建築物はZEB(ゼロエネルギービル) を実現するとなっています。さらに2030年には住宅は新築住宅・建築物での平均でZEH・ZEBとする。となっています。

その細かい事柄がロードマップとして出ているのですが、実際にこれを2011年から歩んでいきますと、今2017年ですが、確実に国はこのロードマップに従って動いているのがわかります。しかも少し前倒しで動いているような感じです。ここで省エネに関する法律も変わりましたし、努力義務(できればやってね)から適合義務(やらなきゃダメ)に代わってきています。

なぜ当社がZEHを勧めるかというとこれも関係しています。もちろん低炭素社会に向けた社会づくり一人ひとりができる社会貢献でもあります、当社としてはこの流れを知っていてこれから建てられなくなりそうな省エネ性を考えていない住宅をご提供するわけにはいきませんので(車で例えると、今はやりのハイブリット車や電気自動車をご提供するのではなく、ガソリン燃費がたくさんかかる昔ながらの車をご提供するのは心苦しいという感じですか。。)性能よくコスパの良い建物をご提供する努力をしています。

ZEHや省エネ性の高い建物・性能の良い建物って一言で言っても何がいいのかなかなかわからないと思いますので、今後もブログでも少しずつ紹介していきたいと思います。(工事日記の記事の「気密」というのは建物の性能値を示す重要な数値の一つです)

ZEH普及促進・国策への対応

 

ZEH3省連携施策説明会(H31年3月)

今年度もZEH(ゼロエネルギーハウス)をはじめ、高性能・長寿命の住宅の普及促進に向けた国の政策がスタートしました。ブログでも情報発信をさせていただいておりますが、国のロードマップでは、2020年までにハウスメーカー等が新築する注文戸建て住宅の半数以上をZEHにし、2030年までに建売戸建てや集合住宅を含む新築住宅の平均でZEHを実現することを目指しております。当社もH24年度からZEHに力を入れ、(高性能・長寿命な住宅の助成金活用はH23年度から)毎年、補助金などを活用し建築させていただいております。

環境省の地球環境局(平成31年3月)のZHE3省連携施策説明会資料によると(3省とは、国土交通省、経済産業省、環境省)H30年度の記録的猛暑について

・世界気象機関(WMO)が世界各地での猛暑を取り上げ「熱波・豪雨の増加は温室効果ガス濃度の上昇による長期的な地球温暖化の傾向と一致」と発表。そして、「気象庁は、H30年の猛暑について『一つの災害と認識』と会見で発表。と記載されており、その対策としてもZEHは普及していかなくてはならないと思っております。ZEHは、その社会貢献だけでなく、皆様の毎日の生活もガラリと変える素晴らしいものですので当社としても普及に尽力しております。

今年度も国交省が主体となる「地域型住宅グリーン化事業」では、事務局として積極的に補助金を活用して普及促進、お客様によりよい情報をお届けし、ZEHビルダーとして今年は、環境省のZEH補助金にも交付申請を行います。

これからの家は、住む人が快適に住まいやすく、穏やかに時が流れ、家族のストーリーが最高であり、さらに社会貢献できる意味・価値のあるお家でなくてはならないとおもっております。