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計画的な換気と熱交換換気システム

2017年11月08日

断熱性・気密性について簡単に勉強してきました。今回は、計画的な換気と熱交換システムについて簡単に勉強していきましょう。前回勉強した気密処理をしっかりと施工するとどうなるのか。漏気がなく断熱性能が担保されるとともに「計画的な換気」ができるようになります。どういうことなのかを説明します。下の写真で左側は気密性の低い住宅です。給気口と排気機が部屋全体を換気できるように配置されていますが、隙間からの空気の流入があり、いろいろなところから空気が入り込んできていて空気の流れにムラができ、空気よどみができて、スムーズな空気の流れができていません。これにより本来の換気効率が発揮できないことになります。しかし、右側の気密性の高い住宅では、給気口から排気機までスムーズな空気の流れができています。隙間がないことにより、空気を吸いたいところから吸ってあげて、吐きたいところへ吐いているということになります。「計画的な換気」ができているということになります。

これができると、空気よどみがなくなり、新鮮空気が部屋中にいきわたるということと、換気効率が良くなりカビやダニ、結露の発生を抑制する効果もあります。単純なことですが、とても大事なことなのです。家全体を気密性の高い住宅にすると計画的な換気で家全体、隅々までよどみなく換気を行うことができるのです。

新鮮空気を家全体、まんべんなくいきわたることができるのですが、空気は24時間換気で家中常時、新鮮空気に入れ替わっていることになります。ということは、例えば冬、断熱性の高い家で、せっかく省エネで家じゅうを温めた温度も普通の換気ですと、そのせっかく温めた温度も一緒に捨ててしまって、新しい冷たい新鮮な空気を家の中にいれているということになります。これでは、省エネではなく、エネルギーを垂れ流してしまっています。
なので、僕らは、温度を無駄にしない「熱交換型の換気システム」を推奨しています。この換気システムは、せっかく温めた部屋の温度は残し、外から新鮮な空気を取り込み換気するというシステムです。たとえば、通常の換気では室内が20℃(暖房機器を使ってせっかく温めた温度)、外気が0℃とした場合、室内には0℃の空気が入ってくることになります。しかし、「熱交換型の換気システム」では同じ条件の室内が20℃、外気が0℃としたときには、新鮮空気が18℃として流入します。専用のエレメントに空気を通して、せっかく温めた温度だけをできる限り室内に戻しているのです。

そのような換気システムなので、エネルギー効率も良くなり、家じゅうを快適な新鮮空気で保つことができます。