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建物の基本性能をあらわす数値③ (C値その1)

2018年07月07日

建物の基本性能をあらわす数値は他にもいくつかありますが、その中でも当社が一番こだわっている性能の数値にC値(すきま相当面積)という数値があります。これはどんな数値かというと建物全体でどれだけの隙間があるかという数値になります。最近は当然の様に言われている「高気密・高断熱住宅」の気密にあたる部分です。高気密というのは、建物がどれだけ隙間なく密閉されているかということですから当然隙間が少ない方が気密性が高いということになり、C値という数値は、小さければ小さいほど「性能が良い」ということになります。前回までに説明させていただいた省エネルギー基準では気密についての明確な基準はうたわれていませんが、断熱性能を上手に発揮するためにはとても重要な性能になります。ちなみにこの気密の施工は、業者、工法によりかなりバラつきがありますので注意が必要です。
隙間があるとどのような現象が起こるのか簡単に説明しましょう。絵をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

水道から容器に水を入れて満タンにしようとしている絵です。左は穴(隙間)がたくさんある容器、右は穴(隙間)が少ない容器です。水はエネルギーに見立てたとします。(暖房エネルギーや冷房エネルギー)容器を満タンにしようと(部屋を快適な温度にしようと)水(エネルギー)を入れていっても穴の多い容器(住宅)はどんどんとエネルギーを垂れ流し、せっかくのエネルギーを無駄に捨ててしまっているのがわかりますし、いっぱいにするにはより多くの量のエネルギー(水)が必要となります。皆様も直感的に感じるのではないでしょうか。それに対し右の絵は、穴(隙間)が少ないので少ないエネルギーで簡単に水(エネルギー)をためていけるのがわかると思います。
いくらいい材料を使って断熱性を良くしても気密性が悪く隙間が多いとこのような現象が起こるのです。断熱の間を熱がすり抜け、思いがけないエネルギーのロスが出てくるのです。しかもいろいろなところに隙間があるとそこから漏気が発生して計画的な換気ができなくなるということもあります。
気密が良いということは、断熱材の性能を発揮させるうえで重要なこととなります。
次回は、気密の数値について簡単に勉強しましょう。